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翻訳マネージャーコラム

使用説明書の翻訳技術

2017年04月13日

スマホ・ゲームの使用説明書と英語翻訳

いまや誰もが持っているスマートフォン。いろいろなことがスマホ1台で完結してしまうので、便利に使っている方も多いでしょう。
また、ゲームを趣味としている人も多いかと思います。多くのゲームを楽しむ人もいれば、1つのゲームで何百、何千時間と遊ぶという人もいるでしょう。
こういったスマホやゲームに共通しているのは、必ず使用説明書が付属しているということです。
最近ではスマホやゲームが国境を越えて販売されることも珍しくはないため、使用説明書の翻訳も必要になってきます。特に世界で最も使われている言語、英語に翻訳することはスマートフォンやゲームを制作している会社にとって必須ともいえます。

1. スマホやゲームの説明書を翻訳する必要性

スマホやゲームには使用説明書が付いています。
でなければ、スマホを買っても最初に何をどう設定すればいいのかわかりませんし、ゲームもどのボタンを押すとどういった動きをするのかなどがわかりません。
使用説明書はユーザーが購入した商品を満足して使えるかを左右する、とても重要なものです。

たとえば、スマホの代表格である「iPhone」。日本でも非常に多くの人が使っています。
「iPhone」はアメリカのアップル社が開発したものが、日本で販売されるようになりました。
同様に、韓国で有名なメーカー・サムスンで開発されたスマホも、日本で多く販売されています。
また、日本には多数のゲームメーカーがあり、日本で制作されたゲームは海外でも高い人気を誇っています。有名になっています。
もちろん、海外のゲームが日本で販売されるケースもあり、インターネット上でのダウンロードにより購入している人も多いでしょう。
いずれの販売方式でも、スマホやゲームの使用説明書はユーザーに操作方法を伝えるために必要なもの。日本で制作された商品でも、海外で販売するのであれば、使用説明書をその国の言語に翻訳しなければいけません。

2. ゲームの説明書は日本と海外で異なる

海外でゲームを発売するために使用説明書を翻訳する場合、その使用説明書をそのまま翻訳すればよい、というわけではありません。
ゲームの使用説明書は日本と海外では大きく特徴が異なっています。
日本で開発されたゲームの多くは、文章量は少なめで、画面写真を添えて説明がされています。使用説明書を読んでいるだけで楽しめるかもしれません。
それだけに、子どもの頃、ゲームができない時間帯は説明書を読んで楽しんでいたという人もいるのではないでしょうか。
一方、海外で制作されたゲームの使用説明書は、日本のものと比べると文章量が多めで、画面写真も日本ほど多くはありません。ゲームの遊び方は主に文章だけで説明される、文字通り「説明書」といった趣のものが多いようです。
そこで、海外のゲームの使用説明書を日本語に翻訳する際には、単に翻訳を行うだけでなく、説明書の編集的な要素も含まれます。

国内の説明書に慣れている人にとっては、文章量が多い海外の説明書には、やや違和感を覚えるかもしれません。さらにそれを日本語に翻訳すると、原文よりも文字量が多くなってしまうこともあります。
世界で最も使われている言語・英語で書かれた説明書であっても、英語に慣れていない日本人にとっては、きっと読みづらいはずです。
そこで、使用説明書を翻訳する場合は、文字量の多い原文そのままではなく、読みやすい日本語で、かつ日本人も理解しやすい内容に編集しなければいけません。
使用説明書がわかりにくいと、それだけでゲーム自体の評価が下がってしまいます。ゲームの使用説明書は、それだけ重要なポジションにあるものなのです。

3. スマホの説明書は印刷物からネットへ

スマートフォンの使用説明書は、ゲームとはまた異なる特徴を持っています。
最新のスマホには説明書の冊子が付いていません。
以前はガラケーでもスマホでも、必ず少し厚めの使用説明書が付属しており、操作方法から機能の紹介、故障についての説明まで全て記載されていました。
ところが、最近では印刷物の使用説明書が少なくなっています。
では、スマホの使用説明書はどこにあるのか。それはインターネット上です。
スマホを使って検索し、インターネット上で使用説明書を見たり、ダウンロードしたりするのです。

このように、スマホの使用説明書が印刷物ではなくなったことで、翻訳にも新たな難しさが加わりました。
スマホが普及する以前は、いわゆるガラケーが使われていましたがが、当時から使用説明書の翻訳は行われています。
使用説明書を翻訳する場合には、製品自体の知識も必要ですし、独自の用語も知っておかなければなりません。また、携帯業界についての専門知識も求められますが、現代ではさらに高い知識が必要です。

使用説明書はネット上にアップされているので、ユーザーはスマホで使用説明書を検索することはもちろん、ある程度のインターネット知識を持っていることが予想されます。
そのため、使用説明書の内容もスマホやネットについて知識を持った人向けに書かなければならないため、内容も以前よりレベルが上がることでしょう。
このような時代背景から、スマホの使用説明書を翻訳する場合に必要となる知識量が、より多くなっているものと思われます。

4. 説明書の翻訳にも専門知識・専門技術が必要に

ゲームやスマホの使用説明書は、ただ単に操作方法の説明が記載されているものではなく、国によって違いがあったり、使用説明書そのものが使われていないケースもあります。
もとの文章があれば翻訳も簡単だと思われがちですが、使用説明書の場合は多くの専門知識や、日本人にわかりやすい自然な表現に変換する技術が要求されます。
また、スマホの使用説明書のように、印刷物が姿を消したとしてもネット上には存在するため、使用説明書の翻訳も行われ続けるということです。
それどころか、昔と比較して現代は必要となる知識量が増えたことから考えると、今後さらに使用説明書の内容が高度なものになっていく可能性もあります。
使用説明書の翻訳を行う翻訳者も、さらなる成長が望まれているのではないでしょうか。

お見積もりは無料です。お気軽に翻訳会社JOHOまでお問い合わせください。

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