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翻訳マネージャーコラム

英語の種類っていくつあるの?

2020年03月19日

「英語」にはたくさんの種類がある!?

「英語」という一つの言語にはたくさんの種類があるのを知っていますか?同じ英語を母語とする国でも、実は国ごとに好んで使われる単語・英語表現・文法・発音は大きく違います。私たちが学校で習った英語は「アメリカ英語」で、その名の通りアメリカで主流に話される英語です。それなので、私たち日本人はアメリカ英語が一番親しみが深く、イギリスやオーストラリア英語に触れてるとその違いに驚いてしまうことがあります。

アメリカでは一般的に使われている単語でも、イギリス人を前にその単語を使ってみると「何でその単語を使うの?面白いね。」と不思議がられてしまうことや、最悪のケース意味が正しく伝わらないこともあります。実際にアメリカ英語とオーストラリア英語の違いを、実例を挙げて見ていきましょう。

 

例:アメリカ英語とオーストラリアの違い

 

実例①:好まれる表現が違う

「考える=Think」と私たちは学校で習いました。しかし、オーストラリアでは「Think」の代わりに「Reckon」という単語が好んで使われています。どちらも英単語ではあるので、オーストラリアで「Think」、アメリカで「Reckon」と言っても通じることは通じます。でも、どちらがより自然な表現かというと間違いなく前者です。このように通じることはできても、自然で日常的に人々が好んで使う単語や表現は国によって大きく異なります。

 

実例②:スペルが違う

アメリカ英語とオーストラリア英語では、スペルが違います。代表的な例を挙げると「zとs」「文末のeとrの位置が逆」そして「orとour」という違いがあります。

 

整理する 米:「organize」豪:「organise」

映画館 米:「theater」豪:「Thatre」

色 米:「color」豪:「colour」

 

といったようにスペルがかなり違います。どちらが正しいのかとアメリカ英語とオーストラリア英語話者の間では争われるくらいです。オーストラリア人に対してアメリカ英語のスペルを使うと、「間違ってるよ!」と指摘されてしまうかもしれません。その証拠として、パソコンの文章作成アプリで設定をアメリカ英語にしてオーストラリア英語のスペルで入力すると、間違っていることを示す赤の波線が引かれます。

 

実例③:意味が全く異なる

上の2つの例では好まれる単語・スペルは違うけれど意味は通じる程度の違いでしたが、中には国をまたぐと全く違う意味になってしまう単語もあります。例えば1階のことをアメリカ英語ではそのまま「first floor」と言いますが、オーストラリア英語では1階は「ground floor」と言います。それなので、2階はアメリカ英語では「second floor」ですが、オーストラリアでは「first floor」です。アメリカ人が「1階で待ち合わせをしましょう」とオーストラリア人に言った場合、アメリカ人は1階でオーストラリア人は2階に行ってしまう訳ですね。もう一つ面白い例を挙げると、アメリカで「chips」と言えばポテトチップスのことですが、オーストラリアではポテトフライを意味します。

その他にもエレベーターのことをアメリカでは「elevator」と言うのに対し、オーストラリアでは「lift」と言うなど、日常的に使われる単語に大きな違いがあることがわかります。 

 

アメリカ英語とオーストラリア英語では、このようにお互いに誤解を招いてしまうような英単語の使われ方の違いがたくさんあります。

ここではアメリカ英語とオーストラリア英語の代表的な違いを3つ紹介しましたが、他にも発音やスラング表現など、たくさんの違いが存在します。また他にもイギリス英語やカナダ英語そしてインド英語など、国ごとに特有の表現があったり、違う意味をもつ英単語がある訳です。

 

様々な種類の「英語」の翻訳はプロにお任せ

一口に「英語翻訳」と言っても、実は国によって好まれる英単語や表現が大きく異なるので注意が必要です。例えば、アメリカ人向けの文章を翻訳する場合と、イギリス人向けの文章を作成する場合では、それぞれの国で好んで使われている単語・文法・表現・スペルを使った文章作成が理想です。それぞれの国の英語の特徴を掴んだ翻訳ができれば、各国の英語ネイティブが自然と読みやすい文章を作成することができます。

そんな様々な種類の英語に特化した文章の翻訳は翻訳のプロへお任せください。JOHOではそれぞれの英語に精通した翻訳者が多数在籍しておりますので、ご希望の国の英語に特化した翻訳が可能です。

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