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5月5日は少数派?世界のこどもの日

2021年05月20日

5月5日のこどもの日

5月5日はこどもの日ですね。日本では、こどもの日には、男の子のいるお宅では鯉のぼりを立てたり、鎧や兜を飾ったりして、こどもの成長を願います。また、柏餅やちまきを食べたり、しょうぶ湯に浸かる風習のあるご家庭もあるでしょう。今回は、そのこどもの日がどのような起源で始まり、どのように変化し現在のような形になったのか、そして、世界中のこどもの日はどのようなものなのかをご紹介します。

日本のこどもの日の起源と変遷

日本のこどもの日は、端午の節句ともよばれ、五節句の一つです。節句は、奈良時代に伝わった中国の暦上の、季節の節目の日のこと。五節句とは、人日、上巳、端午、七夕、重陽で、それぞれ、七草の節句(1月7日)、桃の節句(3月3日)、菖蒲の節句(5月5日)、七夕(7月7日)、菊の節句(9月9日)です。江戸幕府ではその節句を祝日と定め、年中行事を行うようになりました。

中国では端午節に菖蒲(しょうぶ)などの薬草を厄除けのために用いる習慣があり、奈良時代にその風習が日本へと伝わっていたようです。そして鎌倉時代以降に、「菖蒲」が「尚武」と読みが同じであることなどから、端午の節句は男の子のお祝いとされるようになったとの説があります。その後、鎧、兜、刀、武者人形や五月人形等を室内に飾る祝い方が広まりました。庭や屋根に鯉のぼりを立てることは江戸時代に入ってから一般的に広まったとされています。

その後、1948年(昭和23年)に公布・施行された「国民の祝日に関する法律」によって、現在は端午の節句のみ「こどもの日」として祝日に制定されました。昔ながらの風習は現在に至っても、ご家庭や地域によって差異はありますが、至るところで見られ、こどもたちの健康や成長への願いが込められています。

世界のこどもの日はいつ?

日本だけでなく、世界中でこどもの日(Children’s Day/Child Day)はお祝いされています。実は、5月5日にお祝いするのは少数派で、日本と韓国のみのようです。韓国では、公園や遊園地でこども向けのイベントが開催され、にぎやかにお祝いします。以下、他の国々のこどもの日をご紹介します。

ブラジル 10月12日

こどものためのイベントもありますが、聖母マリアを祝う日でもあり、人びとは祈りを捧げます。

ロシア・中国 6月1日

1949年にモスクワで開かれた国際民主婦人同盟の会議で、6月1日を国際こどもの日とするよう提案があり、ロシアや中国はそれを採用しました。

インド 11月14日

 
こども好きのジャワハルラール・ネルー初代首相の誕生日がこどもの日に制定されました。

台湾 4月4日

こどもの人格を尊重し、こどもの幸福を願い、両親に感謝する日とされています。

アメリカ 6月第2日曜

19世紀から教会で6月の第2日曜にこどもの成長を祝うのが一般的になっており、現在でも受け継がれています。

カナダ・フランス・ギリシャなど 11月20日

1954年に国際連合が11月20日を世界こどもの日(Universal Children’s Day)と制定しました。そして、全ての加盟国に対して「子どもの日」を制定することを勧めました。それを採用した国々が多くあります。

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今回の翻訳コラムでは、日本のこどもの日および世界中のこどもの日についてご紹介しました。5月5日にお祝いするのは少数派で、国によってそれぞれお祝いの日や由来が異なったり、祝い方もそれぞれで非常に興味深いですね。

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