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翻訳マネージャーコラム

翻訳が歴史をつくった!?

2016年07月07日

我々が普段触れている情報の多くは、その流通過程で英語に翻訳され、そして日本、中国、フランス、スペインへと次々に伝播するように流通しています。日々、メディアを通して知る海外ニュース、外国映画の字幕や吹き替え、教科書などたとえ日本語で流通していたとしても、元々は外国語で生み出された情報だったりします。

翻訳(Translation)という仕事は、いつから存在したかと問えば、それは有史以来といえます。日本においては、遣隋使や遣唐使などの中国大陸への留学を通して入ってきた情報の翻訳が、歴史的に記録された最初の翻訳作業だったそうです。その後、戦国時代には、欧州の商人などを通して、武器の取り扱い説明書、製造マニュアルが翻訳という作業を経て普及しました。

江戸時代になって鎖国政策が進んだ後も、交易の許されたオランダを通して「蘭学」という西洋の文化や科学、特に医学に関する解説書や教科書が盛んに翻訳され普及しました。

明治維新後の近代化は、翻訳の必要性をさらに高めました。この頃から、翻訳の主流は、当時、科学文明の最先端を担っていたイギリス・アメリカの英語翻訳となりました。

日本は島国で、海外からの移民の流入は、歴史的に少ない国でしたが、情報の流入は、翻訳を通じて頻繁に行われてきました。 日本の発展には、外国の文化や技術を積極的かつ柔軟に受け入れ、追求するという職人精神が根底にあったわけですが、そこに翻訳者という職人も存在したのではないかと思うのです。

いまこうして私たちが翻訳会社で仕事ができるのも先人たちあってこそだと、その歴史に恥じない仕事をしなければと思うのです。

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