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翻訳マネージャーコラム

英語翻訳における表記の重要性

2017年08月16日

英語の翻訳では表記を統一する

正確な翻訳をするためには、同じ文書内で表記を統一する必要があります。
皆さんはご自身で文書を作るのに苦手意識等はありませんか? 文書を作るのは頭も使いますし、人に対して気を遣うものです。
そう聞いて「え、気を遣う? どこで人に気を遣うの?」と思った方でも、知らず知らずのうちに人に気を遣っていることが多いと思います。
たとえば、文章の語尾を「ですます調」か「である調」に統一したりしますよね。これも表記統一のひとつです。「ですます調」と「である調」が混ざった文書は読みづらいものです。特に、技術英文や工業英語といわれる、専門分野の英語翻訳の世界においては、特に表記の統一が必要になります。

1. 技術文書・工業英語とは?

技術文書とは、テクニカルライティングともいわれます。その定義は、『他人に何らかの情報を伝えることを目的とした文書』です。
他人に情報を正確に伝えるというのは、難しいことが多いですよね。 伝言ゲームのように、最初に伝えたことと、伝言の最終地点で内容が全く変わってしまうことはありませんか?こういったケースを防ぐことも、技術文書の大きな役割のひとつです。

「ですます調」と「である調」の例でいえば、それぞれ専門用語では「敬体」と「常体」といい、文面からの印象は大きく変わります。そして、この敬体と常体を統一しない文書は、非常に読み辛いものへと変わります。
まず技術文書とは、要点を先送りにしない(例外もありますが)ということに注力します。
そして作成にあたり、文書のターゲットはどこに据え置くのかということも入念に調べてから進めていきます。
小さな子供でも理解できるように作る文書と、高度な専門用語が飛び交う文書では当然、使う言葉も当然変わっていきます。

2. 技術文書はどうやって作るのか?

技術文書は、『他人に何らかの情報を伝えることを目的とした文書』です。
たとえば、会社内の契約書が支離滅裂な文体や表現になっていると、まずその会社との雇用契約に不安を感じるでしょう。
また、他社と契約を結ぼうとしたとき、それほど不安な文書で進めようとすると、相手側は不信感を抱き、結果的に信頼を損なってしまうこともあり得ます。
そのため、このような社会的生産活動を行うに当たって、技術文書は必要不可欠なのです。

技術文書を作るときは、「誰に、何を、何のために、どのように、伝えるのか?」という視点で作成します。
英文であろうと、日本語であろうと、次の点は共通して変わりません。

1.要点が明確かつ具体的
2.読者に伝えるべき事項で構成する
3.見出しで要点を伝える
4.見出しを段落で構成する
5.段落を主文と補足文で構成する

技術文書はこうして作成していきます。

3. 「技術英文」作成のコツ

主に英語を使った技術文書を「技術英文」と呼びます。
仕事などで英文を使ったボリュームのある文書を書く場合、書類中には多くの言葉(英単語)が出てくると思います。
文書内は表記を統一する必要があります。最初から最後まで同じ英単語を使用することが、正確な翻訳に直結していくのです。

ビジネス英語で一番使われやすいと思われる、「商品」という言葉を翻訳した場合を例にとって考えてみましょう。
「商品」に類似する英語を調べると、「product」、「goods」、「merchandise」、「commodity」の4単語が出てきます。

1.product
productは、「製品」という意味です。「商品」という意味でもありますが、製造側・販売側の立場から見た商品になります。また、特に何かを行った成果として、作られたり、育てられたりされた「何か」を指すことが多いです。そのため、農作物などはこの「product」が使われます。

2.goods
goodsは、「商品」という意味です。実はproductとは逆の立場である、購入者側の視点から見た商品という意味合いが含まれています。そのためgoodsは財産という意味合いが強くなり、家財道具や現金・証券以外の動産を表すときに使われます。

3.merchandise
merchandiseは、「商品」という意味になります。「product」のように製造したものという概念ではなく、「流通している商品」「小売販売商品」など、主に売買取引される商品という意味合いが強くなります。

4.commodity
commodityとは、「農作物」「鉱業産物」「日用品」という意味の商品になります。これだけでは、productでもよさそうに感じますが、原材料やそれから加工されたもので専門の取引所で扱われる商品を特に示すときに採用されます。

「商品」というたったひとつの言葉とっても、これだけの単語の種類があり、状況によって、使い分けしなければなりません。
上記で述べてきたことを解決するためには、文書の最初に、その文書で使用する英単語とその定義や表現の仕方を決めてから、全て同じ表現に統一することが必要です。
通常、ボリュームのある英文書であれば、書類の最初に章を設けて、その章で書類中に使用する英単語と意味を定義してから、文章中で全て同じ表現に合わせて使用するのが一般的です。

4. 技術英文の翻訳はプロにご相談ください

英語を得意としている人は、世の中にたくさんいることと思います。しかし、このように「商品」という言葉を、その文書の中で求められている表現を的確に使いこなせる人はどれほどいるのでしょうか。
TOEICで高得点を取れればいいのか、という問題でもありません。「商品」の例はあくまで広大な海の中の、石ころのひとつにすぎないほど、正しい英文を使って、正しい表現をするのは難しいことです。

そこで英語が得意であっても、技術英文に自信がないときはプロの翻訳者に頼みましょう。
翻訳者は翻訳サービスを行っている会社に登録し、その会社を通じて仕事を受け、翻訳をするのが多くのパターンです。専門分野に特化した翻訳者たちは、その文書内で最も適切な言葉を使ってくれます。
また、日本語のニュアンスを、どの英語で表現すればいいのか、翻訳文の対象なども加味したうえで翻訳してくれます。
文書の内容を正確に伝えたい場面の翻訳は、技術英文にも優れた翻訳者が登録している、プロの翻訳会社にご相談ください。

お見積もりは無料です。お気軽に翻訳会社JOHOまでお問い合わせください。

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