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流行語(大賞)って海外にもあるの?

2021年01月20日

流行語(大賞)って海外にもあるの?

年末になると発表される流行語大賞。「今年はどんな年だったかな?」と1年を振り返るのを楽しみにしているという方も多いのではないでしょうか。2020年では、コロナ禍ならではの「3密」が年間大賞に、「鬼滅の刃」「あつ森」などがトップテンにランクインしました。そもそも流行語大賞とは、1年間でたくさんの人を賑わせた新語または流行語を「ユーキャン新語・流行語大賞」として選出するもの。1984年に始まったもので、今では毎年恒例の発表となっています。

そんな日本では恒例の「流行語大賞」ですが、海外にはそのような恒例はあるのでしょうか?今回の翻訳コラムでは、海外の流行語(大賞)事情を紹介します。

アメリカの流行語(大賞)事情

アメリカでは、言語の研究機関である「American Dialect Society(ADS)」より、毎年1月に昨年の“Words of the year”が発表されています。翌年1月に日本より少し遅れて発表されるのが特徴です。そんな“Words of the year”では、言葉を表す英単語“Words”が複数形であることから分かるように、流行語大賞以外にも「クリエイティブ賞」や「ハッシュタグ賞」などといったユニークな賞も一緒に発表されています。

過去の流行語大賞を見てみると、2001年は同時多発テロを表す“9-11”、そして2014年は警察による黒人射殺事件への抗議の意味を持つ“#blacklivesmatter”などがランクインしています。2020年は誰もが予想したとおり、新型コロナウイルスの感染拡大を示す“Covid”が選ばれました。このように、アメリカにも日本のように流行語(大賞)が存在しますが、アメリカの流行語大賞は日本のようにエンタメに関する流行語の選抜は少なく、政治や社会情勢を反映する言葉が選ばれている傾向があります。

イギリスの流行語(大賞)事情

イギリスには、オックスフォード大学出版局が毎年発表する「Word of the Year」というものがあります。例えば、新型コロナウイルスの感染が世界中で拡大した2020年は、“”Pandemic(パンデミック)”が流行語として選ばれました。パンデミックとは「世界的大流行」という意味で、日本でも新型コロナウイルスをきっかけによく耳にするようになったと思います。日本のようにテレビ番組で流行語が大々的に発表されることはないにしろ、大手の出版局により流行語が選ばれるというしきたりには、日本と近い部分を感じますね。

アメリカの流行語(大賞)の特徴として、日本よりも政治や社会情勢を反映した言葉が選ばれやすいということをお伝えしましたが、その反対にオックスフォード大学出版局による“Word of the Year”はエンタメ性が高いワードが選ばれる傾向があります。例えば、2015年では、なんとiPhoneの絵文字のひとつ“Face with Tears of Joy(喜びの涙を流す顔)”が入選しました。また、2013年には“Selfie(自撮り)”、そして2014年には“vape(電子たばこ)”など、その年に流行したエンタメ性の高いワードが入選していることが分かっていただけるでしょう。

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いかがでしたでしょうか?今回の翻訳コラムでは、世界各国の流行語(大賞)事情を見てきました。その年の流行語(大賞)を決めるという風習は日本に限ったものではないことを分かっていただけたと思います。2020年を見ると、日本、アメリカ、イギリスどこの国でも新型コロナウイルスに関する言葉が流行語として入選していましたね。ただし、他の年を見てみると国ごとに入選している流行語に大きな差があり、お国柄やその地域で流行したものが伝わってきます。

このように、新語や流行語は国や地域によって大きく異なります。また時代の流れとともに新しい造語が作られたり、新語が登場することもあります。そのため、新語や流行語を含む文章を翻訳する際には、翻訳したい言語が話されている国の流行に精通したネイティブスピーカーによる翻訳が理想的です。翻訳会社JOHOには、世界各国のネイティブスピーカーの翻訳者が在籍しています。新語や造語、そして流行語を含む文章の翻訳をご検討であれば、ぜひ一度JOHOへお気軽にお問い合わせください。

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