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スペイン語とポルトガル語の違いとは?発音や文法・学びやすさも徹底比較!

2025年06月03日

「自分に合っているのはどちらか」「発音や文法、語彙にどんな違いがあるのか」

スペイン語かポルトガル語のどちらを学ぼうか迷っている方にとって、上記は重要な判断材料です。

中南米への留学や就職あるいは旅行をきっかけに言語を学ぼうとする場合、それぞれの言語の特徴を知っておくことで、より具体的に学習計画を立てられます。

本記事では、スペイン語とポルトガル語に関する内容について詳しくまとめました。

この記事を読むことで、違いを正しく理解し、自分の目的や関心に合った言語を選べるでしょう。

言語選びに迷っている方にとって、判断のヒントとなる情報をまとめているため、ぜひ参考にしてください。

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スペイン語とポルトガル語は共通点が多い?似てる理由を解説

スペイン語とポルトガル語は、見た目や響きが似ているため、「ほとんど同じ言語では?」と感じる方も少なくありません。

その理由は、両方ともロマンス語派に属する言語のためです。

ロマンス語とは、古代ローマ帝国で使われていたラテン語から派生した言語群のことで、スペイン語もポルトガル語もこの系統にあたります。

ラテン語をルーツにそれぞれの地域で独自に発展してきた結果、多くの共通点が残っているのです。

スペインとポルトガルは地理的にも隣り合う国で、長い歴史の中で文化や言語の交流が盛んに行われてきました。

そのため、単語の形や文法構造、発音のパターンにも共通点が多く見られます。

たとえば「友達」という言葉は、スペイン語・ポルトガル語ともに「amigo(アミーゴ)」でまったく同じです。

語彙の多くが似ているため、初めて学ぶ方でも親しみやすいでしょう。

ただし、似ているとはいえ、発音や文法・意味のニュアンスには違いもあります。

見た目が同じ単語でも、使い方や発音が異なるケースもあるため、学ぶ際には注意が必要です。

スペイン語とポルトガル語の違い

以下では、スペイン語とポルトガル語の違いをまとめました。

発音・語彙・文法の3つの観点で比較しているためぜひ参考にしてください。

スペイン語とポルトガル語の違い【発音】

スペイン語とポルトガル語の違い【発音】

スペイン語は発音が明瞭で、文字と音の対応も比較的わかりやすいのが特徴です。

一方、ポルトガル語は鼻母音や曖昧母音が多く、聞き取りや発音に慣れるまでに少し時間がかかることがあります。

項目 スペイン語の特徴 ポルトガル語の特徴
鼻母音 なし あり
母音の明瞭さ 5つの母音が
はっきり発音される
語末の「a」や「e」が
曖昧に聞こえることがある
Rの発音 巻き舌のトリル音 喉を使った摩擦音
(フランス語のRに近い)
特有の音 ñ(ニョ)、ll(リャ・ジャ) nh(ニャ)、lh(リャ)

ポルトガル語の鼻母音(例:pão)は、日本語にはない音で、鼻からも息を抜くように発音します。

また、語末の母音が曖昧になるのも特徴です。

両言語とも「ニャ」「リャ」に似た音がありますが、スペイン語では「ñ」「ll」、ポルトガル語では「nh」「lh」が使われます。

スペイン語とポルトガル語の違い【語彙】

語彙のほとんどは共通するラテン語由来ですが、意味が異なる単語もあるため注意が必要です。

項目 スペイン語 ポルトガル語
共通語彙の例 problema(問題)
agora(今)
problema
agora
意味が異なる例 embarazada
(妊娠している)
embaraçada
(恥ずかしがっている)
日常語の違い ordenador
(パソコン)
computador
(パソコン)
外来語の取り込み方 inglés(英語)
fútbol(サッカー)
inglês
futebol

たとえば、スペイン語の「embarazada」は妊娠しているという意味ですが、ポルトガル語は「恥ずかしがっている」となり、まったく異なる意味です。

また、パソコンはスペイン語では「ordenador」、ポルトガル語では「computador」と言います。

さらに、中南米のスペイン語では「computadora」という別の表現も使われるなど、地域差にも気をつけましょう

英語由来の外来語も両言語に多く見られますが、語尾の変化や発音の違いがあります。

単語の形だけでなく、意味や使われ方にも注意が必要です。

スペイン語とポルトガル語の違い【文法】

文法構造は似ていますが、動詞の活用や主語の省略、冠詞の使い方などに細かな違いがあります。

項目 スペイン語の特徴 ポルトガル語の特徴
動詞活用 人称に応じた規則・不規則変化 人称に応じた変化+時制の種類がやや多い
主語の省略 一般的に省略される
(yo, tú など)
スペイン語より省略が少なめ
冠詞の使い方 抽象名詞には
冠詞を省略することがある
抽象名詞にも
冠詞をつけるのが一般的
目的語の位置 通常は動詞の後ろ 文の構造や強調によって
位置が変わることがある
進行形の使い方 estar + 現在分詞 地域によって形が変わる

両言語とも動詞の活用で主語を表すため、主語は省略可能ですが、ポルトガル語では明示するケースが多く見られます。

また、ポルトガル語では抽象名詞にも冠詞をつける傾向があり、文法や語順の柔軟性も高めです。

こうした点が、スペイン語よりやや難易度が高いと感じる理由の一つになっています。

スペイン語とポルトガル語が通じる国の違い

スペイン語とポルトガル語が通じる国の違い

スペイン語とポルトガル語は、主に異なる国や地域で使われています。

言語 通じる主な国と地域
スペイン語 スペイン
メキシコ
中南米の多くの国
アメリカ合衆国
ポルトガル語 ポルトガル
ブラジル
アフリカの一部の国
東ティモール

また、移民の多い都市では両言語に対応しているケースもあります。

とはいえ、言語が通じる国の範囲はあまり重ならないため、旅行・留学・移住などの目的地に応じて学ぶ言語を選ぶことが重要です。

スペイン語とポルトガル語はどっちが簡単?難易度を比較

スペイン語とポルトガル語は共通点が多く、日本人にとっても比較的学びやすい言語とされています。

ただし、いくつかの違いにより、学習のしやすさには差があります。

項目 スペイン語の特徴 ポルトガル語の特徴
発音 規則的で明瞭 時制や活用の種類が多い
文法 比較的シンプル スペイン語より省略が少なめ
語彙 学習資料が豊富 語形が似ていても
意味が違うことが多い
学習環境 教材や学習者が多い 資料はあるが
スペイン語より少なめ

初めてラテン系言語を学ぶ場合は、発音がシンプルで教材も豊富なスペイン語の方が取り組みやすいです。

一方で、将来ブラジルやポルトガル、アフリカのポルトガル語圏に関わる予定があるなら、ポルトガル語の習得も十分に価値があります。

どちらの言語も学びがいがあり、じっくり取り組めば習得できるため、目的や興味に合わせて自分に合った言語を選びましょう。

スペイン語とポルトガル語のどっちを選ぶ?目的別に紹介

スペイン語とポルトガル語どちらを学ぶか迷うときは、どこで使いたいか・どんな目的で学ぶのかを明確にしましょう。

以下を参考に自分に合った言語を選んでみてください。

項目 スペイン語が向いている ポルトガル語が向いている
旅行 中南米諸国やスペイン ブラジルやポルトガル
留学・就職 中南米やアメリカのスペイン語圏 ブラジルやアフリカのポルトガル語圏
文化 スペイン語圏の音楽や映画、文学 ブラジル音楽やポルトガル文化

言語学習は継続がカギのため、関心や将来のプランに合った言語を選ぶことで、モチベーションを保ちやすいです。

どの国で使いたいか・どんなシーンで活かしたいかを軸に考えると、納得のいく選択ができるでしょう。

スペイン語とポルトガル語に関してよくある質問

スペイン語とポルトガル語は共通点が多いため、学習を始める際に疑問を持つ方も少なくありません。

以下ではよく寄せられる質問に対して、わかりやすく解説します。

学習や旅行、ビジネスの際にぜひ参考にしてください。

スペイン語・ポルトガル語・イタリア語の違いは?

スペイン語・ポルトガル語・イタリア語はすべてラテン語を起源とする言語で、文法や語彙に共通点があります。

しかし、発音や文法の特徴にはそれぞれ違いがあるため、以下の表で主な違いを比較してみましょう。

項目 スペイン語 ポルトガル語 イタリア語
発音の特徴 rの音が特徴的 鼻母音や曖昧母音が多い 母音が明瞭でリズミカル
語彙 他言語との混在が多い 独自の語彙が多数存在 古典ラテン語の語彙が多い
文法の特徴 動詞活用が豊富 冠詞や動詞が特徴的 冠詞や語順のルールが独特
使用地域 スペイン・中南米 ブラジル・ポルトガル・アフリカ イタリア

どの言語も個性があり、文化背景にも深く関わっているため、用途や関心に応じて選ぶとよいでしょう。

スペイン語とイタリア語の違いについては、以下でも詳しく解説しています。
スペイン語とイタリア語は似ているからこそ難しい!翻訳のポイントを解説

ブラジルのポルトガル語とヨーロッパのポルトガル語は違う?

同じポルトガル語でも、ブラジルとヨーロッパ(主にポルトガル)では発音や語彙、文法の使い方に違いがあります。

以下に主要な違いをまとめました。

項目 ブラジルのポルトガル語 ヨーロッパのポルトガル語
発音 母音をはっきり発音し、聞き取りやすい 母音の省略や連結が多く、音がつながりやすい
語彙 「tchau(チャオ)」「ônibus(バス)」など独自表現多数 「adeus(アデウス)」「autocarro(バス)」など
文法 敬称や代名詞がシンプルで使いやすい 動詞の活用や敬称の使い分けが細かい

どちらを学ぶかは、将来の生活圏や仕事の予定に応じて選ぶとよいでしょう。

ポルトガル語の数字の数え方は?

ポルトガル語の数字の基本的な数え方は、スペイン語など他のラテン系言語とよく似ていますが、発音に違いがあります。

以下は、1〜10の数え方です。

数字 ポルトガル語 スペイン語
1 um(ウン) uno(ウノ)
2 dois(ドイス) dos(ドス)
3 três(トレス) tres(トレス)
4 quatro(クアトロ) cuatro(クアトロ)
5 cinco(シンコ) cinco(シンコ)
6 seis(セイス) seis(セイス)
7 sete(セッチ) siete(シエテ)
8 oito(オイト) ocho(オチョ)
9 nove(ノヴィ) nueve(ヌエベ)
10 dez(デイス) diez(ディエス)

数字は日常生活のあらゆる場面で使うため、早めに覚えておくと便利です。

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似ている部分が多いとはいえ、正確な翻訳には専門的な知識が求められます。

特に、ビジネス文書や広告などで誤訳があると、信頼性やブランドイメージを損なうリスクがあります。

正確なコミュニケーションが求められる場合は、信頼できる翻訳会社に相談することで、スムーズな交流が可能になるでしょう。

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