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翻訳マネージャーコラム

図面・車点検のマニュアルなどの英語翻訳

2017年11月29日

図面・車点検のマニュアルなどの英語翻訳

戦後の高度経済成長期を経て、日本は生産大国となりました。
日本には無数の工場が存在しており、そのほとんどがコンピューターを導入し、工場にある機械は全てコンピューターによって制御されています。
工業用の機械には、日本国内のメーカーのものだけではなく、海外のメーカーによって作られているものも多数存在するでしょう。
そんな海外で作られた製品のすべてに、日本語版のマニュアルが用意されていたら、使用するぶんには問題はありません。しかし……。
今回は、工業分野における翻訳作業がどのような場合に必要になるのかをご紹介します。

1. 翻訳されたマニュアルの重要性

日本語は世界的に見れば非常に使用人口が少ない言語ですから、そこまで日本語版のマニュアルが準備がされていることは、珍しいかもしれません。
もし、マニュアルが英語やドイツ語などの原語のものしか存在しなかった場合、きちんと使用上の注意事項を確認せずにいきなり機械を作動させたとしたら、どうなるでしょうか。
何かしらの機械的なトラブルが起きて作業が中断されてしまうだけならまだしも、場合によっては大きな事故や怪我などの事件が引き起こされる可能性があります。もしくは、機械そのものに致命的な故障が発生してしまい、満足な使用ができなくなることすらありうるでしょう。

英語などの諸外国の原語によって記されたマニュアルをニュアンスだけを読み取り、理解したつもりになることは非常に危険な行為です。
英語が得意でない人がニュアンスと勘だけで作業の指示を行った場合、果たしてそれは正しい方法であると言い切れるでしょうか?
仮にそれが製造用の図面だとして、図面に書かれた数字の意味も正しく理解せずに組み上げてしまえば、後々トラブルの火種を抱えることになりかねません。
そんな作業をしていては、あなた自身の信用はおろか、会社全体の信用さえも地の底に落としてしまうことになるかもしれません。

2. 外国の自動車を購入した場合・・・

日本を支える基幹産業のひとつとして、自動車産業が挙げられます。
現在、日本国内には数えきれないほどの自動車が存在しており、私たちの生活には必要不可欠なものとなっています。
そのほとんどは日本で作られた国産車ですが、一部の富裕層やファンたちの間では、外国産の高級車に乗ることがステータスとなっています。
高級車と聞いて真っ先に思いつくのは、ベンツやフェラーリなどをはじめとする外国の車でしょう。
今ではベンツやフェラーリもある程度身近な存在になっていますが、基本的には外国産の車であり、その詳しいマニュアルなどは、全て外国語で作られています。
車両本体のみならず、ナビゲーションシステムやオーディオシステム、操作について記されたパーツマニュアルや、アフターフォローに関するサービスマニュアル、修理マニュアル、果ては修理用の特殊工具マニュアルなど、たった一台の車両を見てみても、複数のマニュアルが存在しているのです。
これら全てのマニュアルを、自力で日本語に翻訳しなければいけないとなった場合、どうしますか?

3. マニュアルの誤訳によるトラブルとは?

全てのマニュアルについて辞書と睨み合いながら時間をかけて翻訳するという人、自動翻訳サイトを駆使して一気に翻訳しよう、と考える方もいるかもしれませんね。
ただ、翻訳サイトを始めとする単語と単語を置き換えるだけの翻訳では、文章そのものの意味が通じなくなってしまうことが多々あるのです。

たとえば日本語の「あの人のおかげで」という表現。
この「おかげ」という単語は実は非常に難しい表現で、「あの人が助けてくれたから」というプラスのニュアンスの意味合いと、「あの人が余計な事をしたせいで」といったマイナスの意味合いが存在するため、同じ文章の構成でありながらも真逆の意味になってしまう単語なのです。
この違いを正しく理解せずに翻訳を行った場合、もともとの言葉のニュアンスは正しく伝えられるでしょうか?
しかも十分な知識がないために、機械的に訳したその翻訳後の文章に目を通しても、間違っているのかどうかの判断もつきません。

こういった思い込みからマニュアルや仕様書に誤訳を引き起こし、それが重大な事故に繋がるケースは珍しくありません。
工業関係の場合だと、間違いに気づかないまま商品を作り出してしまうことでしょう。
仕様書を正しく翻訳できなかったために部品の寸法が違ってしまったり、ボルトの本数が違ってしまった……なんてことが起きた場合、そのすべてがリコール(欠陥商品の回収と無料修理)の対象となり、回収費やユーザーへの補償、流通への補填など、そこに発生するリスクは数え出せばキリがないほどです。
そしてそれが大企業であればあるほど、どんなに小さなリスクでも看過できる問題ではなくなります。
たった1つの間違いを見過ごしてしまったために大きなトラブルや事故を招くことになり、会社そのものの存在を危うくさせてしまうような事態を引き起こすことも少なくはないのです。

4. 専門知識が必要な翻訳の場合は?

では実際に翻訳の必要が出てきた場合には、どうしたらいいのでしょうか?
日本にはプロフェッショナルの翻訳社が多数在籍している翻訳会社が存在します。
それが工業製品の仕様書である以上、その文章の中には専門知識が必要な記述も多数あるでしょう。
これらの専門的な用語を正しく翻訳するためには、膨大な時間をかけて、その一つひとつを調べていく作業から始める必要があります。
しかし翻訳会社には、これまでに翻訳をしてきた実績とノウハウ、そして必要な知識を備えたスタッフが揃っているのです。
そんなプロフェッショナルに任せる以上、翻訳物の品質も保証されます。
自分自身の翻訳にかかる時間的な制約もなくなり、品質も保証されるのですから、手間を最小限に抑えた上で、最上の成果を得ることができると言えるでしょう。
大切なプロジェクトを成功させるためにも、翻訳会社をご活用ください。

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